【映像レビュー】2008年武道館公演

このページでは、2008年の武道館公演が収録されている映像作品「DEEN at 武道館 “NO CUT” ~15th Anniversary Perfect Singles Live~」について紹介&レビューをしていきます。

基本情報

タイトルDEEN at 武道館 “NO CUT” ~15th Anniversary Perfect Singles Live~
リリース2008年12月10日(DVD版)
2009年2月25日(Blu-ray版)
収録内容1. ライブ「DEEN 15th Anniversary Live in 武道館 ~15年分のありがとう~」
 (セットリストはノーカットで収録)
2. Document film”DEEN at 武道館”
制作BMG JAPAN(Ariola Japan)
形態・DVD(ライブ映像、Document Film、写真集)
・Blu-ray(ライブ映像)

メモ

  • DEEN初の武道館公演をセットリストノーカットで収録。
  • DVD版には約30分のドキュメント映像、写真集が付録
  • Blu-ray映像作品としてもDEEN初(発売時期がずれている)

ジャケット

背表紙

上の画像を見て気づいた方もいるかもしれませんが、ジャケットは開いた状態にすると一枚の写真になっていることがわかります。

リンク

Youtubeの公式チャンネルに何かあるかな~と思ったら、意外にもありませんでしたー
2008年ってまだYoutubeがそこまでメジャーになっていなかった年だと思いますし、今みたいにYoutuberが活躍することもありませんでしたし。

公式チャンネルができるのはまだまだ先の話です。。。
リンクは特にありません。

セットリスト

このライブのセットリストは以下の通り。

ノーカットなので、映像にすべて入っていますよ!

レビュー

DEEN初の武道館公演!

このライブは何といってもDEENにとって初の武道館公演
デビュー15周年を記念して一夜限りの武道館ライブが行われました。

この作品のタイトルに「Perfect Singles Live」と書いてあるように、このライブのセトリはすべて「シングル曲」で構成されていました。
ライブは毎年のようにツアーをやっているDEENなので、これまでも全国各地でライブをしていますが、全国のファンが一堂に会する大きな会場でのライブというのはほぼ皆無。横浜アリーナくらいでしょうか?
そういう意味でもセトリの全てをシングル曲にするという、ひねりのないシンプルな構成になったのかなと思います。

武道館デビュー”最遅”記録保持のアーティスト(でした)

冒頭で「デビューから15周年を記念して初の武道館公演を開催」というようなことを書きましたが、「デビューしてから15年経って初めて武道館公演を開催した」というのは、当時の”最遅”記録なんです!
武道館といえば、アーティストがライブをする会場の一つの目標だと思います。
そういう意味で、「最速記録」に注目が集まるような気がしますね。
それだけ人気が高まっているということですもんね。

しかし、ライブ中のトークで山根さんが言っているように「よくわからない状態で武道館に立つよりは、自分たちの音楽をしっかり作ってから立った方が意味がある」という考えは素晴らしいですよね!

思わず池森さんも「リーダーたまにはいいこと言う!」と感心していました。
(「たまには」って何気にひどいこと言う池森さん笑)

数少ないDEENの記録として長く君臨するだろう、そう思っていたんです…
そんな時期が当時のファンにはあったのではないでしょうか?
残念ながら、この記録は翌年に福山雅治さんに塗り替えられます

まさかの福山雅治さんですね。既にやっていそうな感じしかしないのに…
DEENの記録も一年で終了しました(ちーん)

ちなみに、2022年に「ニューロティカ」というバンドがまた更新したそうです!
その年数、なんと38年!!
これを抜くことができるアーティストはなかなかいなさそうですね…笑

声の調子がいい!

2008年くらいの池森さんって、けっこう声が出にくい時期だったので、歌のキー(音の高さ)を変えることが常態化しています。
さらに、ライブで調子が悪いと声量が出ていないこともありました。

ただ、このライブに関しては調子がいいですね!

うろ覚えですが、この年の前あたりから調整方法か何かを変えたことで声が出るようになった、という話をどこかで見かけたことがあります。
なので、キーは下がっていますが、声は安定して出ています
(もしかしたら、蕎麦の効果も出ていたかもしれませんね笑)

それでも、90年代や2018年以降しか知らない方だと、違和感はあるかもしれませんね。

トークの雰囲気に違和感ありました笑

昨今の池森さんは、”お笑い”要素を取り入れることにも熱心で、すごく面白い話をしてくれますが、2008年当時は、すごくお堅い感じで、今よりもアーティスト感が強いですね。

「皆さん、楽しんでいただけているのでしょうか?」とか、今言ってませんし、メンバーにも敬語で話すシーンがあるなど、今より丁寧なしゃべり方をしています。
お笑い要素当時から取り入れたかったのか、ボケる田川さんにもツッコミを入れています。そのツッコミもやや下t…

田川さんが変わらずボケたがりなんですよね笑
当時はまだバリバリ放送していた「笑っていいとも!」のパロディやりだすのには笑いました笑
そして、データの田川さんと言わんばかりに、DEENに関する数字的なネタを披露しています。
(その時にメモしていたメモ用紙がFC継続記念品で、メンバーのイラストが入ったメモ帳だったようですね。めっちゃほしい…)
2008年の時点で公演回数が300回までもう少しというところだったんですね。その300回記念は、いずれ記念として映像化されるんでしょうね~。
なんならサプライズとかしてるんでしょうね~。

そして、山根さんは今よりもめっちゃしゃべります
昨今の山根さんはしゃべるときはしっかりしゃべりますが、基本的に省エネで語るようなことはあまりないイメージがあります。
しかし、先ほども書いた初武道館の話のように、この時はけっこう熱く語るシーンがあるんです!
これが個人的には意外な感じでした。(あ、でも2018年熱かったですね!)

また、初めてDEENを名前見たことある人を聞くときに、今なら「動くDEEN」って言うんですけど、そんなこと一切言ってないことにも気づきました。
いつから言い始めたんでしょうか?
管理人がライブに行き始めた頃は言ってたような気がするので、15周年から20周年の間だと思います。
(覚えていたら映像で確認してみたいと思います!)

今から15年も前の話になるので、変化している部分もありますよね!

こういう人におすすめ!!

  1. 武道館を始め、DEENのライブを一度も見たことがない人
    (シングル曲のみのセトリでご新規様にも優しいです!)
  2. 満員の観客と作り上げる大合唱を見たい人
  3. アコースティックコーナーが好きな人
  4. 初の武道館で緊張気味のメンバーを見たい人
  5. 歴史の浅いシャン様を見たい人

~管理人的見どころ~

管理人的、このライブの見どころは次の通りです!
(これまでにだいぶ書いた気もしますが、まだライブ内容に入ってませんね笑)

  1. オープニング~瞳そらさないでが神
  2. 初のバラードメドレーなどライブならではのセトリ
  3. アコースティックコーナーの選曲が神
  4. ストリングスの入ったこのライブ仕様のアレンジ多数
  5. メンバー以外にも見せ場あり!
  6. 武道館が一つになった大合唱♪
  7. 感動のダブルアンコール

1. オープニング~瞳そらさないでが神

定刻になり、照明が落とされてから曲が始まるまでに、オープニング映像が流れます。

このオープニング映像では、ライブ当日の日付からデビュー日までさかのぼっていく演出のあとに、歴代シングルのジャケットがリリース日と共に映し出されるものとなっています。
15周年の歴史を映し出している感じが出ていてテンションが上がりますね!
(15周年だと、今の半分くらいシングルがないので、少なく感じました笑)
BGMからなんとなくあの名曲感が出ており、もしかすると、一発目はこれなのかなと予想ができるかもしれません。

映像が流れた後、暗幕の状態で観客の手拍子が続いているのですが、そこで山根さんのキーボードが聴こえ始めます。
このメロディは…「瞳そらさないで」!!!
その後、HIDEさんのドラムが入り、少しずつ田川さんのギターも聴こえるようになり、徐々に盛り上がっていくんですね~。
もうワクワク感しかありません!
しかもこの間、歌っていない池森さんはもちろん、メンバーも姿が見えていません。
そうしてテンションも高まる中、コーラスの「Just you remember」(たぶんそう言ってると思います笑)の後に、ドーンという号砲と共に、暗幕が降りてステージに一気に照明が当たって全員が登場!
池森さんも片手をあげていてめっちゃかっこいい!
こんなド派手な演出を超えるものって他にないと思います!

ちなみに、この「瞳そらさないで」の映像はカラオケで見ることができます!
お店はどこでも大丈夫だと思いますが、カラオケの機種は「DAM」になりますのでご注意を!
DEENの本人映像って、このライブとLIVE JOY Break12からしか入っていないので貴重です。
にしても、2008年の映像がずっと見られるようになっているのはありがたいですね~

カラオケBOXで見ると、音量も大きくできるので、より迫力があっていいですよ~

2. 初のバラードメドレーなどライブならではのセトリ

このライブの特徴の一つである「バラードメドレー」

意外にもこのライブで初めてやったそうです!
確かにメドレーでイメージするのは、盛り上がる曲たちでライブの後半にやっている気がしますね。
このライブは映像だけでなく、音源もCDでリリースされているので、映像で見るよりは聴いていることの方が多いかもしれません。
そのせいだと思いますが、次の曲がすっと出てくるようになりました笑

「すーなーおにいーえーる、今日からーはー♪」
からの
「タタッ、タタッ、ター、タタッ、タタッ Happy Day♪」
とか(わかります?)、

「素顔で笑っていたい」で一回途切れるので、そこで終わりかなと拍手が出るんですけど、そこから「哀しみの向こう側」が演奏される
とか
長く聴いていると勝手に体が反応するようになります笑
これ以降、武道館公演では基本的にバラードメドレーをやるようになります!

後半戦のメドレーは、お馴染みの「ロックメドレー」
しかしながら、ライブアルバムの方には入っていないため、全然記憶にありませんでした
(定期的に見ないとダメですね…)
でも、「未来のために」とか「LOVE FOREVER」とかやっていて普通にいいメドレーでした!
注目ポイントとしては、「Birthday eve ~誰よりも早い愛の歌~」ですね。メドレーにも入ってくることはまずない珍しいパターンだと思います。
(全部シングルという縛りならではかもしれませんね)
個人的には、サビの「永遠の人よ守るべき人よ」の後の「愛してる」を池森さんが歌っていることに驚きました。
Break6とかだと、そこは山根さんが歌っているので、そういう役割分担をしているのかなと思っていたので意表を突かれた感がありました。
(その後のoh~の部分を山根さんが歌っています)

メドレーと言えば、「どんな曲を演奏するか」も注目ですが、それと同時に「どうやって曲と曲を繋いでいるか」も個人的には注目しています。

このライブはどっちも素直な感じで繋がっているので、無理やり入れた感がないのがいいですね!

3. アコースティックコーナーの選曲が神

アコースティックコーナーはライブが始まってすぐくらいからずっとやっている名物コーナーだと思いますが、武道館でもやっています!
武道館だとステージが大きいですが、アコースティックコーナーはより観客に近いセンターステージで3人が座って演奏するので、よりメンバーを近くで見ることのできる点でもいいですよね!

ファンからも人気のあるこのコーナーですが、この公演のアコースティックコーナーは個人的にやばいです!!

「fly away ~翼を風に乗せて~」「ユートピアは見えてるのに」を披露していますが、特に「ユートピアは見えてるのに」はめちゃくちゃアレンジがかっこいいです!!!

田川さんのアレンジだそうで、池森さん曰く「スパイシーで情熱的」なアレンジになっています。
このアレンジの田川さんのギターがかっこよすぎるんです!
正しい表現かどうかはわかりませんが、刻むようなギター、叩くことももちろんやりますし、色々な音をギター1本で出しているのがすごいですね。
個人的には、足のリズムの取り方も好きで、なんか真似したくなっちゃいます笑
これはぜひとも見てほしいな~と思います!

このアコースティックコーナー、ギターの演奏もそうですが、山根さんと田川さんのコーラスもすごくキレイですよね!
それを聴きたいところもあります。

もう全部いいんです!アコースティックコーナーは笑

4. ストリングスの入ったこのライブ仕様のアレンジ多数

このライブにはストリングスチームもキャストに入っており、DEENの曲たちをより一層豪華なものにしてくれています!

特に「MY LOVE」「夢であるように」ではストリングスのアレンジが入っていて、武道館ならではのスペシャル仕様になっています!

「MY LOVE」はアコースティックコーナーの後に演奏されることもあってか、オリジナルにはない、ストリングスの前奏があります。
CD音源にはこの部分が含まれていないので、久しく聴いていなかったのですが、すごい綺麗な演奏ですね!
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそれぞれ二人ずついるので、音にも厚みがあります。
これもライブアルバムに入れておいてほしかったですね…

「夢であるように」では、ただでさえ厳かで神々しい曲なのに、そこに天使のようなストリングスが入ったら、もう最強ですよね笑
本編の最後を締めるにふさわしい演奏となっています!
この「夢であるように」は軒並みキーが下がっている時代でも原曲キーのまま歌われている数少ない曲。
サビの「なんーどもー♪」のところを裏声にしていますが、これはこれで綺麗な感じが出ていて好きなんですよね~。
また、田川さんのギターソロも好きです!
ソロの中間くらいにあるアーミングを使っている部分とか、最後の速弾き高音の部分が好きで、色んなライブでついつい見比べてしまうのですが、このライブのギターソロはトップ3に入りますね笑
あと、これはどのライブでもやるアレンジですが、アウトロをフェードして終わるんじゃなくて、その後にまた盛り上がって「ジャーン!」って終わるのが重厚感あって好きです!

ライブ定番曲である「ひとりじゃない」もいいですね!
このライブでは、特別なゲスト(後述)がやってきて、素敵な掛け声からスタートします。
この時期の「ひとりじゃない」は、オリジナルとキセキバージョンを混ぜたような演奏をするので、それがけっこう好きです。
メンバーみんなジャンプしてますし、サビでは「ひとりじゃない」ポーズをやるので一体感があります!
やっぱり盛り上がる曲の筆頭なんだな~と思いますね。
一番好きなシーンは、間奏からラストサビに入るタイミングで池森さんが田川さんの肩に手をかけるシーンです!
このライブでは手をかけて歌っていますが、背中合わせになるパターンもあります。
また、通常なら3人並んで歌うんですが、特別ゲストさんはそれを忘れていてちょっと遅れています笑
山根さんがいたら、3人が集まって歌うのがいいんですよね~。

ここで紹介した「夢であるように」「ひとりじゃない」は、先ほど話したカラオケ「DAM」で見ることができるので、映像に酔いしれながら、池森さんになったつもりで歌ってみてください笑

5. メンバー以外にも見せ場あり!

サポートメンバーであるドラムのHIDEさん、ベースのみやーんこと宮野和也さんにも見せ場がちゃんとあるんです!
サポメンなので、わき役に徹することもいいと思うんですが、DEENのライブでは主役になるシーンがあるのはなんかいいですよね!

「Memories」の後に、池森さんが「HIDE!」と言ってHIDEさんのソロが始まります。
(これ、しばらく「ギター!」と言っているのかな?と思っていました笑)

そこにみやーんさんのベースも入ってきて、リズミカルな演奏を二人で繰り広げます!
このライブのように二人で演奏するパターンもありますが、基本的には田川さんのソロで一緒に演奏することの方が多いような気がします。
なので、二人の演奏後、田川さんが「ドラムスHIDE!ベース宮野和也!」と紹介した後は、田川さんの独壇場になります笑
速弾きを思うままに弾きまくっているので、このシーンも好きですね!
この演奏が終わると、先ほどチラッと書いた”特別なゲスト”が登場してきます。

ステージの脇から登場してきたのは…なんと上海ロックスター!
「Diamonds」というアルバムで初めて登場したキャラクター、いや、アーティストなんですが、DEENの名物の一つですよね!
「Diamonds」のリリースから2年くらい経っているので、登場するのに何ら不思議ではありません。
しかし、このライブはDEENのシングル曲しかやらないので、”シャン様”の曲は披露できません。
単に賑やかしに来ただけなのかもしれませんが、これは恐らく「シャン様に扮した山根さん」だと管理人は思っています。
なぜなら、メンバーが「リーダー」って言っているんですよね笑
「リーダー」といえば、山根さんのことですが、山根さんは”シャン様”が出てくるときは楽屋でくつろいでいるはずなんです。
「元々山根さんでしょ!」と思っている方、チョットナニイッテルカワカラナイ…
キャラができたばかりの頃はそこまで設定考えてなかった…とかそんなことありませんからね!!!

6. 武道館が一つになった大合唱♪

初めてやる武道館公演で何かできないかと考えたときに、みんなで歌えるような歌を作ろうと思い立って、この武道館のために作られた曲があります。
それが「歌になろう」という歌です。

今や「武道館といったら、歌になろう」と言えるくらい定番の曲で、武道館だけでしか歌わない特別な曲という位置づけになっている曲ですね!

実はこの曲を発表したのは、前の年にやった47ツアーの映像作品に入っていたSpecial CDなんですね。
これをリリースしたのは2008年5月21日、つまり武道館公演の約2週間前なんです!
当然観客を入れてリハーサルなんてできないので、練習もできません。
そんな中での試みだったので、不安はあったと思います。

ただ、曲自体は覚えやすいメロディですし、恐らく、知らねぇ方でも歌詞がパッと思い浮かぶようにスクリーンにも歌詞が出ているようです。

なので、映像見てもらえばわかるように、観客みんなの大合唱がキレイに聴こえてきます!
池森さんも思わず「フォー!」って言ってますね!

一体感があるライブってすごいやりがいがあるでしょうし、観客もいい空間にいられて幸せに思うんじゃないでしょうか。
無事に大合唱が成功して良かったです!
(実はこの時にはまだ”振り”ができていなかったんだなということに改めて気づきました)

また、アンコール最後の曲「翼を広げて」でも大合唱はありました!
最後の「つーばーさーをひーろーげてー♪」の後に、「ワン、トゥー、スリー、みんなで!」と池森さんが言って、サビの部分を合唱します。
(ワンがアンって聴こえるのは自分だけでしょうか?笑)
ここで、観客は2パターンに分かれます。
1つはサビを歌うパターン(翼を広げて旅立つ君に~)、もう一つは最後の部分を歌うパターン(翼を広げて~)です。
その違いが生まれるのもなんかいいなと思っています。
サビを一通り歌った後の「フォー!もっかい!」という池森さんは本当に気持ちいい瞬間だったんじゃないかな~と思いますね。

それ以上に感動的だったシーンが最後にあります!
最後の最後に歌う「あいーしーてたーよー♪」の部分なんですが、この瞬間に演奏が消えて池森さんがマイクを使わずに思い切り歌っているんです!
池森さんが直接声を届かせようとするそのシーンは心が動かされますね。
実際に武道館に行った人はなおさら感動したんじゃないかなと思います。
演奏に戻った瞬間の拍手が半端なかったです!

7. 感動のダブルアンコール

アンコールで終わり…かと思いきや、今ではほとんどやることのない”ダブルアンコール”がありました!

まだやりきっていない曲があったんですね、デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」です!

アンコールも演出の一つになっているというか、そこまで計算してセトリは組まれていると思うんですが、まさかダブルアンコールまで用意しているとは思いませんよね。

実際、「このまま君だけを奪い去りたい」が歌われていなかったら気づくのかもしれませんが…
(全然違う時のライブでダブルアンコールをしたんですが、メンバーが出てきてくれなかったことがありました笑)

デビュー曲は3人の演奏で披露していますが、それもまたいい演出ですよね。
キーボードとアコギとヴォーカル。3人の音が綺麗で最高ですね!
アコースティックコーナーでも書きましたが、やっぱりコーラスが上の山根さんと下の田川さん2人いるのでより声の厚みがあって、より綺麗に聴こえます。

ー----

以上が見どころになります。

記念すべき初武道館ということで、メンバーも不安な気持ちが強く、ネガティブな発言もよく見受けられます。
それでもライブが無事に成功して終わる最後のコメントで、池森さんが「毎年1回は武道館に集まるライブをしよう!」と発言します。
気持ちが高揚して思わず言ってしまったのかもしれません笑
ただ、この発言をきっかけにしたかは別としても、これ以降、25周年まで10年にわたって武道館公演をすることになるので、継続力というか、走り続ける力がすごいですね。

たくさん書いてしまいましたが、これでも全曲書いたわけではないので、映像を見ればもっと魅力があります!
また、管理人は久しくこの映像見ていなかったのですが、久しぶりに見ると懐かしいことや今との違い、新しく気づいたことなど色々な発見がありました。
定期的に見返すことは大事ですね~。

という訳で、まだ見たことのない人も、既に見たことのある人もぜひ2008年武道館公演、見てみてください!
(この記事がその助けになったら嬉しいです)

特典など

DVD版にはドキュメント映像「Document film “DEEN at 武道館”」が収録されています。
そこには初めてやる武道館公演を前に、上手くいくのか、成功するのかというネガティブな感情のコメントが多く出ていたのが印象的でした。
“箱”の大きさで言えば、これまでのZeppとかホールとは全然違いますし、過去に横浜アリーナでやったことがありますが、もう10年くらいは間空いてますからね~
そんな不安な気持ちを持ちつつも準備を進めているリハーサルや、当日のライブが始まる前、終了後の心境がたっぷり約26分収録されているので、ファンなら一度は見ておきたい映像ですね!

Blu-ray版は映像のみだと思われます。(未入手のため不明)
ただし、Blu-rayが出始めた頃のDEEN作品は、DVDが豪華仕様でBlu-rayはライブ映像のみという差別化がなされていました。
「特典狙い」のDVDか、「綺麗な映像で見たい」Blu-rayかで分けられていたんですね。そういう意味で、Blu-rayの方はライブ映像のみと思われます。
(まだまだDVDが優位な時期ですね。)

管理者の小言

2008年はまだDEENを知らない時期でした。
まだ親元を離れられない年頃でしたし、地方に住んでいたので、知っていたとしてもライブなんて行けなかったんじゃないかなと思います。
そういう意味では東京や東京に近い首都圏、地方都市などに住んでいる方は、割と行きやすいと思うのでうらやましいです笑

映像でしか見ることができないのが残念ですし、映像を見るだけでは当時の様子まではわからないので、その辺りを知ることができないのは悔しいですね。
ただ、個人的には、この映像を見ることでライブ当日の雰囲気ではなく、映像を初めて見た頃を思い出します。
持っていたPS3を使って、実家の居間で見ていたんですよね~

それを思い出してまたDEENを好きになる、いい循環だと思います!


いかがでしたでしょうか?
よろしければ、SNSなどでシェアなどしてくださると嬉しいです。
感想もお待ちしております。

え、欲しい情報がなかった?
公式サイトとかWikipediaをご覧になると解決するかも?

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コメント

  1. id より:

    レビュー記事見させていただきました!
    DEENのファンサイトなんて近年絶滅気味だったのでこのサイトを発見できて良かったです笑
    これからの更新も期待して待機しています!
    30周年盛り上げていきましょう!

    • Y-Naka より:

      コメントありがとうございます。(返事が遅れてすいません…)
      まだ始めたばかり…という訳でもなく、サイトを立ち上げて一年以上経っているんですが、なかなか時間が取れなくて進んでおりません。
      少しでもDEENを知ってもらえたらと思って立ち上げましたので、ゆるくとも更新していきたいと思っています!
      30周年、盛り上がっていきましょう!!