この記事では、DEEN7枚目シングル「未来のために」について紹介&レビューしていきます。

基本情報
タイトル | 未来のために |
リリース | 1995年6月19日(月) |
収録曲 | 1. 未来のために 2. もう一度… 3. 未来のために (Original Karaoke) 4. もう一度… (Original Karaoke) |
レーベル | B-Gram RECORDS |
形態 | 形態違いなし |
メモ
- 初のメンバーによる作詞作曲シングル。(注:作詞は池森さんが3rd Sg「Memories」に共作としてクレジットに載っています)
- 日テレ系「劇空間プロ野球」テーマソング。
- DEENと親交の深いボビーバレンタイン元千葉ロッテマリーンズ監督は当時ロッテの監督であり、この曲を聴いて以来のファンである。
- デビューから一貫してテレビなどのメディア出演のなかったDEENだが、初めてテレビ出演した「ミュージックステーション」でこの曲を披露した。
- オリコンランキング1位を獲得。これがシングルにおける最後の1位作品である。
ジャケット
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表面 | 裏面 |
リンク
Music VideoはYouTubeの公式から出ていません。むしろMVあったっけ?25周年のライブ映像でもこの曲はアップされていませんでした。(アンコールだったから?それなら「このまま君だけを奪い去りたい」上がらないでしょうからアップする本数の問題でしょうね。)
CDレビュー
未来のために♪
作詞:池森秀一、作曲:池森秀一・宇津本直紀、編曲:古井弘人
この曲はDEENの楽曲の中でも有名な曲の1つですね!
上記メモにも書きましたが、「劇空間プロ野球」というTV番組のテーマ曲として使われており、それを見て知った方もいるのではないでしょうか。
テーマソングの候補は何曲かあり、当時読売ジャイアンツの監督をしていた長嶋茂雄さんが「この曲がいい!」と選ばれて決まったそうです。
また、当時”第1次政権”として千葉ロッテマリーンズの監督をしていたボビーバレンタインさんもこの曲を聴いて以来のファンです。以降、シングルで一緒に歌ったり、ライブに参加したり、毎年のように誕生日にはメッセージを送ってくれるなど、日本を離れた2022年現在でも関係が続いているのはすごいですよね。
何かに思い悩んでいる主人公だけど、未来を信じて君と飛び越えたい!
果てしない道を駆け抜けよう!
と、プロ野球というスポーツのテーマソングらしく、前向きな歌詞ですが、ラブソング的でもありますね。
DEENらしいポップで爽やかな曲だと思います。
また、DEENが獲得した数少ないオリコン1位の作品。
しかも、シングル曲としては初めて作詞作曲をメンバーが担当した作品というのもいいですよね。
この作品をきっかけに、DEENのメンバー自身が制作した作品をリリースするようになっていくようになります。
(このサイトで言っている「草創期」から「発展期」への移行ポイントですね~。ちなみに他アーティストからの楽曲提供はこの後もあります。)
もしかしたら、この「未来のために」のヒットによって実力が認められて、事務所が自分たちで制作していってもOK!っていったんじゃないかな?と想像しています。
その通りだったとして、逆に「未来のために」がヒットしなかったら、ここまで長く活動を続けられなかったかもしれない…
そう思うとけっこう重要な曲だなと思います。
(その割にライブであまり披露しない、アルバムもベスト盤のみに収録と少し寂しい扱いになっています…)
そんなあまり披露されないライブで印象的な公演というと、管理人的には2011年と2018年の武道館公演です。
武道館でライブをやるようになった頃は、まだ春先のゴールデンウィークあたりでやっていました。
そして、2011年というと、3月に発生した未曾有の震災。
あれからまだ2ヶ月くらいしか経っていない状況で開催されたライブでした。
そのライブでの一発目でこの曲を披露しました。
いきなりアカペラで熱唱する池森さんは映像で見ていても鳥肌ものでした。
(詳しくは、映像レビューの方で。当時はまだ現場に行ってなかったのが悔やまれます…)
一方、2018年は25周年記念のライブですね。
こちらは、何といっても“原曲キー”でのパフォーマンスが素晴らしい!
そんな池森さんの声に注目されがちな2018年武道館公演ですが、個人的にはAメロあたり?の「都会の風が冷たくほほを打つ」の最後と重なるように弾かれる山根さんのキーボードが好きです。
そして、音楽番組「ミュージックステーション」の初出演はこの曲でしたよね。
テレビ出演自体が初めてだったと思います。
動画サイトにアップされているものを見たことがありますが、リアルタイムで見られた人がうらやましい笑
もう一度…♪
作詞:池森秀一、作曲:池森秀一、編曲:池田大介
バラード曲の多いDEENの中でも、かなり静かで暗い曲ですよね。
DEENが得意な「失恋系バラードソング」です。
夢に向かって走り続けていた主人公でしたが、それによって彼女を苦しめていて別れてしまう…
そんな曲です。なんだか「未来のために」とは真逆のシチュエーションですね。
DEENの失恋ソングは色々なシチュエーションがありますが、そのいずれも後悔を引きずっていて「戻れるなら戻りたい」と思っている主人公、というのが特徴かなと思います。
別れたばかりで失恋が受け入れられない状況を歌詞に選びがちなのでしょう。
歌詞云々は置いといても、静かな曲すぎて日常で聴くことも少ないです笑
ある年のカウントダウンライブで、新年一発目は何歌おうかという話題になったときに、「では聴いてください。もう一度…」とこの曲歌おうとするシーンがあるくらい、メンバー内でもネタ曲感が出ています笑
特典など
特になし。
管理者の小言
90年代のDEENのシングル曲は大抵の曲にタイアップがついていたので、テレビで見る(聴く)機会はたくさんあったと思います。
しかし、当時の管理人はまだ少年でした。
物心ついていた時期だと思うのですが全く記憶にありません…
遠い夏の日に宝物を探していたのだと思います笑
当時の様子を見られた人がうらやm(略)
自己紹介のページでも書きましたが、DEENという存在は高校時代の友人から教えてもらったので、全く触れることなく育ってきたのかな~と思います
「未来のために」のサビ「あふれる想いに今 君と飛び越えたい」という部分が個人的にすごく好きな部分で、ここをカラオケで歌えると気持ちいいんです!
でもこの曲で一番高い音域なので調子悪いと苦しいですが…笑
(さらに言うと、カラオケの機種が「DAM」の方だと生演奏に切り替えることができるので、より臨場感が出ていいですよ!)
「もう一度…」のような失恋ソングはいくつもありますが、管理人、こういった失恋の歌詞に共感するところがけっこうあります笑
意外と池森さんの感性に近いものを自分も持っているのかな、なんて勝手に思っています笑。
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