【CDレビュー】君さえいれば

この記事では、DEEN15枚目のシングル「君さえいれば」について紹介&レビューしていきます。

基本情報

タイトル君さえいれば
リリース1998年5月27日(水)
収録曲1. 君さえいれば
2. TAKE OFF ~まだ 始まったばかり~
3. 君さえいれば (Original Karaoke)
4. TAKE OFF ~まだ 始まったばかり~ (Original Karaoke)
レーベルB-Gram RECORDS
形態通常盤のみ(8cmCD)

メモ

  • 小松未歩さん提供による3枚目の作品。(全部で4作)
  • フジテレビ系アニメ「中華一番!」のオープニングテーマ(37話~52話)
  • これより前のオープニングテーマはZARDの「息もできない」。他にも大黒摩季さんや宇徳敬子さんなど、ビーイング勢がオープニングテーマを務めている。
  • レーベルの「B-Gram RECORDS」での作品はこれが最後である。

ジャケット

表面裏面

リンク

MVはありますが、公式には公開されていません。(CLIPS集の映像作品のみですね)
公式から出ている、25th Anniversaryのライブ映像をどうぞ!

DEEN 「君さえいれば」from『DEEN at BUDOKAN FOREVER ~25th Anniversary~』

ちなみに、カラオケの「JOY SOUND」では、本人映像として「君さえいれば」のMVを見ることができますよ。

CDレビュー

♪君さえいれば

作詞:小松未歩、作曲:小松未歩、編曲:池田大介

DEENのシングル曲の中でもかなりロックな曲ですね!
イントロは、アコギだけの演奏で池森さんがしっとり歌い上げるような感じになっていて、一見「バラードかな?」と思いますが、その後ロック調になります!

イントロのキーボードの

「タタタタン♪タタタタン♪タタタ♪タタタタン♪タンタンタンタン♪」

というメロディが印象的ですね!

また、ギターソロがアウトロにあるのも特徴だと思います!
間奏にも少しはありますが、メインのギターソロをアウトロに持ってきている曲はDEENの曲の中でも珍しいと思います。

歌詞も全体的にかっこいいですよね~

「君さえいればどんな勝負も勝ち続ける」

「数センチのずれを重ねて偶然は運命になる」

「簡単じゃない二人だからいい」

などなど…中二病心をくすぐるような感覚になります笑
特に、管理人的には

「美しいのは壊れかけだと知っているから」

というフレーズが好きです!

そんなかっこいいこの曲の作詞と作曲はどちらも小松未歩さんです!
DEEN以外にも、WANDSやFIELD OF VIEWといったいわゆる「ビーイング系のバンド」に曲を提供している方ですね!
その中でもDEENはシングルで4曲も提供曲があり、縁の深い方だと思います!
他の曲や小松未歩さん自身の曲は、個人的に好きな曲が多いです

そして、アニメ「中華一番」のオープニングテーマでもあります!
このアニメを見ていて知っている方も多いのではないでしょうか?
DEENでアニソンと言えば、「ひとりじゃない」や「君がいない夏」といった名曲がありますが、いずれもエンディングテーマであり、オープニングテーマを歌っている曲はこの曲くらいですよね。
(ゲームはオープニングもエンディングもないですし)

ちなみにこの曲、オリジナル版とアニメ版でイントロが違います。
アニメ版の方は、オリジナル版のようなしっとりとしたイントロではなく、いきなりロック調強めのイントロになっていて、めっちゃかっこいいです!
ぜひ聴いてほしいところなんですが、アニメ限定なのでこのバージョンを聴くとなると、中華一番のサントラくらいしか音源がないんです…
DEENでも一応リリースしたことはあるのですが、それは2013年にリリースされた「DEEN PERFECT ALBUM+」というそれまでのアルバム作品(12枚分)をすべて収録した総額約3万円もする狂気の作品に収録されているプレミアムディスクしかありません笑

また、このバージョンを披露したライブも実はあります!
それは、「LIVE JOY Break2」です!
映像としては、カップリングベスト盤「Another Side Memories〜Precious Best~」という作品の初回盤に収録されているので、チェックしてみてください!

この曲、MVもかっこいいのでぜひ見てほしいです!
それまでの爽やかなイメージとは違ったロックな雰囲気が漂っていて、池森さんかっこいいです!
ただ、YouTubeの公式チャンネルにはアップされていません。
ビーイング時代の作品は公開が制限されがちですよね…
デビューして30周年を迎えてますし、ZARDはそれで多くのMVを公開しているので、DEENも続いてほしいです。
ご覧になりたい方は、「The greatest clips 1993~1998」というクリップ集の映像作品で見てみてください。
赤いジャケットです!

また、カラオケの「JOYSOUND」という機種には、本人映像としてMVが公開されていますので、そちらの方が気軽に見られるかもしれません。
(池森さんの声は入ってませんが…)

少しライブの話をしましたが、この曲はライブでもちょくちょくやってくれる曲です!
やはりロックで盛り上がる曲なので、採用されやすいのだと思います。
特に後半のロックメドレーでの出番が多い印象ですね~
個人的にこの曲を披露したライブで好きなのは「LIVE JOY Break19」
ロックメドレーで「瞳そらさないで」の「もう一度♪」の部分から「君さえいれば」に繋がる部分が綺麗につながっていて好きです!
この流れは「LIVE JOY Break15」でもやっているのですが、Break19の方が自然な流れで繋がっている感じがするんですよね~
(Break19は、管理人自身も実際に見に行ってるというのも大きいかもです)

プロ野球選手の打席に入る時に好きな曲を流すことができるんですが、その入場曲でDEENの曲を使ってくれる選手がたまーにいます!
それは、おそらく100%、9th Sg「ひとりじゃない」なんですが、実はこの曲を入場曲にしていた選手が一人いたんです!
それは…元中日ドラゴンズの平田良介選手です!
2015年の1年だけですかね!?
平田選手が打席に入る度に「君さえいれば」が流れていました。

♪TAKE OFF ~まだ始まったばかり~

作詞:池森秀一、作曲:田川伸治、編曲:DEEN

「Na Na Na…」から始まる軽快でポップな一曲。

夏の始まりと自分の人生の始まりをかけていて、飛行機のように飛び立とうという前向きな曲です。

「どこへ行こう 僕の人生 まだ始まったばかり」

と言われると、自分もまだまだこれからだな~なんて思ってしまいます。

「コトナカレ主義にハマっていたんだ」

という表現が面白いですよね!
“コトナカレ主義をしていた”のではなく、”ハマっていた”ということですから、自らコトナカレ主義になりにいってしまっていたのかなと思います。
おそらくかつては、夢に向かってもっと前向きに生きていたのでしょう。
2000年前後の池森さんは、こういった「堕落した自分」に鞭を打つような歌詞をよく書いているような気がします。

意外と皆さん 知らねぇ方 知らない方もいるかもしれませんが、CDに入っている歌詞カードを見ると、一番最後の「きっと 僕はこんなもんじゃないよな」の後に筋肉ポーズの絵文字が入ってるんですよね。
💪←こんな感じのやつです。
当時すでに絵文字はありましたかね…?
もしかしたら絵文字自体存在していなくて、オリジナルなものを入れたがために文字のラインをはみ出ているのかもしれません。

↑筋肉ポーズの絵文字?

そもそも、絵文字が歌詞に入っているってDEENの歌詞でもこの曲くらいではないでしょうか。
そもそも絵文字を入れること自体珍しいですよね。
(顔文字は他のアーティストで見たことがあります)

作曲は”巨匠”こと田川さん!
田川さん作曲なだけにリズムがノリやすいというか、クセになる感じですよね。

カップリング曲ということもあり、ライブではなかなか披露されないレア曲だと思います!
LIVE JOY初期ではやっているかもしれませんが(LIVE JOY Break5)、最近だと「LIVE JOY Break15」が最後のようです。
(「マニアックナイト」でもやっていないのか…!)

ちなみに、2012年に行われた2周目の47ツアーの愛知公演の冒頭のメッセージでは「Na Na Na…」と歌いながら登場しています。
愛知公演の会場が、セントレア(中部国際空港)の施設内にある「セントレアホール」というところだったからだと思います。
映像も飛行機が見える「スカイデッキ」という場所で撮っていたので、この曲が出てきたのでしょう。
空港関連なら他にも「Brand New Wing」とか「レールのない空へ」もある中で、あえてこれを選んだのは面白いです笑

特典など

特にありません。
ジャケットの裏面が「中華一番」のイラストになっているくらいですかね!?)
売上枚数は10万枚を超えているようですし、昔は特典なんて付いてなくても10万枚超えは余裕だったからでしょうね~。

(地味にこの作品が10万枚セールスを記録した最後のシングルとなっているので、このあたりから売り上げが下火になってきているようです。前作の「遠い空で」は10万枚切ってますし)

管理者の小言

管理人は、残念ながらアニメ「中華一番!」を見ていませんでした。
地方民特有の「放送圏外だった」、とずっと思っていたんですが、調べてみると実は放送されていたようです。
“日曜の19:30″とかなので、我が家ではたぶん「電車とリレー対決したり、街中で缶蹴りしたりするダッシュな番組」を見ていたと思います笑

CDレビューでも書きましたが、「君さえいれば」は、元中日ドラゴンズの平田良介選手が打席に立つときの入場曲でした!
元中日ドラゴンズと書くことにまだ違和感があるんですが、既にOBなんですよね。
2015年当時は、ナゴヤドームに試合を見に行って、平田選手の打席のときはついつい歌ってました笑
動画は絶対撮っていたはずなんですが、データが古いからか、再生が出来ずショックでした…

他の写真を見返していたんですが、2015年のドラゴンズと言えば、レジェンド野手2人が引退した年ですね!
和田一浩さんと小笠原道大さん。
どちらも野球少年が一度は真似したことあるような個性的な打撃フォームから、ハイアベレージかつホームランも量産していました。
特に小笠原さんは子供のころからあのフォームに魅せられて以来のファンで、最後にドラゴンズに来てくれて嬉しかったです!
(はい、管理人はドラゴンズファンです笑)

引退試合も見に行きました。
小笠原さん最後の打席は、レフトフライ。
そのフライはレフトを守っていた亀井さんがスーパーキャッチしたんですよね笑
最後のセレモニーで小笠原さんが亀井さんにチョップしていたのが印象的です。
そのセレモニーで花束を渡したのは、小笠原さんの娘さん。
その娘さんは、現在女優をされているんですね!
小笠原茉由さんという名前ですが、今でもツイッターで野球のツイートめちゃめちゃしています笑

話は変わりまして…このサイトのサブタイトルは何かわかりますか?
そう、

~まだ始まったばかり~

なんですね~
これは「Take off ~まだ始まったばかり~」とたまたま被った…わけではなくて、この曲名から使わせて頂いております!

サイト自体まだ始まったばかりなので、しばらくはこのサブタイトルで行きたいなと思っています。
(と言いながら、開設してからけっこう経ってるんですが…)
いつまでもこのサブタイトルのままとならないように、更新を頑張りたいと思います!


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え、欲しい情報がなかった?
公式サイトとかWikipediaをご覧になると解決するかも?